shop.holidaymoments.ae | 14,400円 【売約済】フルトヴェングラー／ベートーヴェン7番(ブライトクランク盤)

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ベートーヴェン
交響曲第７番 イ長調 作品92

指揮：ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音：1950年１月（モノラル）

「フルトヴェングラーの演奏スタイルに最も適した交響曲はベートーヴェンの第７番である」とある評論家は評していましたが、その最善の例がこの演奏です。重い爆発を繰り返す第１楽章から、嵐のような狂気の凄みを感じさせる終楽章まで、フルトヴェングラーの心臓がドクドクと波打ちその熱い血をオーケストラの隅々に送り出している様が手に取るように再現されています。魂のある芸術そのものです。

第２楽章がすごい。冒頭の管楽器の後の弦楽器のアタマがそろっていない。そのディレクションが凄い。オーケストラがきれいに揃うような状況ではないということ。そういう次元ではないところに行こうとしている。『ウィーンフィル　音と響きの秘密』の中に、こんな文章がある。「祭壇に向かう祈りのテンポ、絶望の中の第１変奏、人間が必死に神の存在を確認しようとしている悲痛な願い、そして２つの旋律が絡み合うような形で弦の総奏になる第３楽奏でフルトヴェングラーは、“神よあなたは私たちを見捨てたのですね”という感情をオーケストラに語らせている。」

まず演奏がすばらしい！スタジオ録音なのにかなり燃えています(戦後スタジオ録音でここまで燃えているのもめずらしいです)。ウィーンフィルもノッていて、熱気があふれています(終楽章はベルリン盤以上か！)。

音楽評論家:吉田秀和氏
「テンポの緩急やダイナミックの増減の仕方などに、驚くべき自由があり、しかも全体を見事につなげるという点で、驚くべき独創性が見られた。彼が不滅の名演を残したのは、対象になった音楽の構造と彼の音楽の特性とが、ほかのやり方では達成されない素晴らしい調和に達したからだ。時代の流れが変わったようにみえればみえるほど、かえってフルトヴェングラーの中に本当の音楽の力と魅力を求め続ける公衆がいる。」(中略あり)

国内盤、帯付き、盤面傷無し 14

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